まずはカメラの構造からスタート。ホワイトボードに絵を描いて解説して頂きました。これはいわゆる「シノゴ(4×5)」カメラの図解です。最近では写真もすっかりデジタルが多くなりましたが、撮影の現場では4×5を使っているカメラマンさんとお仕事をさせて頂くこともあります。4×5カメラでは建物を撮るときに「あおる」ことによって、歪みを補正できる、とのこと。
シャッタースピードと絞りのバランスに、被写界深度・・・と、これまで何となくわかったつもりでいたことを、理論的に教えて頂いて納得。
私が一番なるほど!とスッキリ理解できたのはこの二つの写真の違いです。それぞれ左が望遠、右が広角で撮ったものです。広角は視角が広いので、被写体に寄って撮っても背景に他の要素が色々と写り込んでしまいます。二つの写真で、画面に占める赤いカップの大きさはほとんど同じですが、見え方が全然違いますよね。実際に自分で写真を撮ってみるのが一番勉強になります。
という訳で、これで自分たちで撮ってみて、と下村さんにカメラを頂いてしまいました!プロの講義を聞かせて頂いた上に、こんな頂き物まで、恐縮です。これから編集部内では、このカメラを持ち回りで使う予定。仕組みや方法が少し分かってくると、早く自分でも撮ってみたい!と、楽しみになってきました。少しずつ腕を磨いて、このブログの写真もグレードアップしていければと思っています。