直伝!写真講座開催/モモ
 モダンリビングは”ビジュアル”建築誌。紙媒体として、美しい写真の訴求力はとても大事です。その写真が誌面に載ったとき読者にどう伝わるのか、いつも考えながら撮影に臨んでいます。でも実際は写真のことは意外と知らないもの。カメラマンの方々に編集側の要望を伝えることはあっても、カメラの仕組みやこう撮るとこういう写真になる、ということは詳しくわからないまま、カメラマンさんにお任せしている部分が多いのが実情でした。そこで!本日は、いつもお世話になっているカメラマンの下村さんによる写真講座が開かれました。
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編集部のコーディネイトルームでカメラと写真のイロハから教えて頂きました。左から二人目が講師の下村先生。(予定が変わり、この講座のためだけにわざわざ東京に来て下さいました・・・ありがとうございます!)
直伝!写真講座開催/モモ_c0195791_162276.jpgまずはカメラの構造からスタート。ホワイトボードに絵を描いて解説して頂きました。これはいわゆる「シノゴ(4×5)」カメラの図解です。最近では写真もすっかりデジタルが多くなりましたが、撮影の現場では4×5を使っているカメラマンさんとお仕事をさせて頂くこともあります。4×5カメラでは建物を撮るときに「あおる」ことによって、歪みを補正できる、とのこと。
シャッタースピードと絞りのバランスに、被写界深度・・・と、これまで何となくわかったつもりでいたことを、理論的に教えて頂いて納得。
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私が一番なるほど!とスッキリ理解できたのはこの二つの写真の違いです。それぞれ左が望遠、右が広角で撮ったものです。広角は視角が広いので、被写体に寄って撮っても背景に他の要素が色々と写り込んでしまいます。二つの写真で、画面に占める赤いカップの大きさはほとんど同じですが、見え方が全然違いますよね。実際に自分で写真を撮ってみるのが一番勉強になります。
直伝!写真講座開催/モモ_c0195791_1183121.jpgという訳で、これで自分たちで撮ってみて、と下村さんにカメラを頂いてしまいました!プロの講義を聞かせて頂いた上に、こんな頂き物まで、恐縮です。これから編集部内では、このカメラを持ち回りで使う予定。仕組みや方法が少し分かってくると、早く自分でも撮ってみたい!と、楽しみになってきました。少しずつ腕を磨いて、このブログの写真もグレードアップしていければと思っています。
| by modernliving | 2009-02-27 00:45 | モモ