この何とも言えないフォルム(一説には和ろうそくをモチーフにしたとも・・・)を見ると、あぁ京都に来たなーと実感します。京都タワーは山田守の設計により1964年に竣工。当時は景観論争の的となりましたが、新しい駅ビルも建った今では、むしろレトロな印象です。展望台やレストラン、バーだけでなく、実は地下に大浴場もあるんですよ。
線路脇にはもうアジサイが。
結婚式へ向かうバスを待っているとき、ふと気づくと、こんなところにも近代の巨匠の作品が。この京都信用金庫の支店は菊竹清訓さんの設計です。バス停が目の前にあるため、敷地のかなりの部分を、バスを待つ人がくつろぐためのスペースに提供しています。大きな樹の木陰で、ベンチに座っていると、心地よい時間が流れ、待ち時間も苦ではなくなりますよね。寺社仏閣のイメージが強い京都ですが、近代、現代建築の名作もたくさんあるのです。
慌ただしくとんぼ返りの滞在で、観光地などを訪れた訳でもありませんでしたが、しばしのリフレッシュ。懐かしい街からエネルギーをもらえた気がします。