バインネック稀覯本図書館(1963)!!
感動的に、きれいでした!!
この大理石の使い方!
SOMの初期の名作です。
彼らは日本では六本木のミッドタウンなども手がけています。
貴重な本と原稿類を所蔵する図書館です。
白い大理石の箱と中にあるもうひとつのブロンズのガラスの箱の
2つの箱が貴重な本を守るという構成。
グリッドパターンに大理石をはめこんだ外観はストイックな印象。
・・・・・ですが、内部に足を踏み入れてみると、
大理石から透けて光が入るという発想にびっくり!
あの大理石から光が透けるんですよ!
なんともえない光の使い方です。
そして、建物を重く見せない簡単な足(のように見せるデザイン)。
マーブル模様を通して透ける光。独特の艶やかさです。
日本でいえば、障子のような。
この建築はおそらく何百年経っても美しいと思います。
シンプルでありながら、自然素材の力を存分に使っています。
そして・・・
エーロ・サーリネンのディヴィットS.インカルス・ホッケーリンク(1958)。
これも初期の名作。なんと丹下健三の代々木国立競技場はこれをヒントに設計したと
言われているほどの作品です。
今にも動き出しそうな
恐竜みたいな・・・。
ユニークな形に愛着がもてます 笑。
サーリネンの初期の作品です。
RC造の大きなスパンの巨大なアーチから外周の擁壁に向けて
ケーブルがかけられ、木製の曲面天井
が張られているそう。
木だから威圧感がないんですね!
外観よりとても広く感じます。
(それは客席が地下に埋められているから、と淵上さん)
代々木国立競技場。
確かに・・・似てるといえば似てる・・・。
これは内部の風景。
柱。
大きな空間の中でポイントになっています。
そして、おまけはSOMの事務所へ。
海外の建築事務所に行くのは初めて。
現在進行の作品などを拝見してニコニコ・・・。
イエールの歴史的な作品の数々・・・しかとからだにしみこませます!