ミラノサローネ日記 番外編
アイスランドの火山噴火による飛行機の欠航という前代未聞の事態に巻き込まれ、
結局いまだにミラノにおります、ML編集部サローネ班です。
アクシデントとはいえ、滞在の延長を活用しない手はない!と
少し観光に出かけてみたり、撮り直したい写真の再撮影に行ったり
追加の取材をかけたりと、降ってきた時間を無駄にはしません!
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こちらはミラノのシンボル、ドゥオーモです!
先日のブログではタクシーから一瞬見えた夕日に染まるドゥオーモをお見せしましたがこの日は中へ入ってみました。500年以上をかけてつくられたという、ダイナミックさ、埋め尽くすような装飾、荘厳さ、、、すべてに圧倒されます。
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内部の床は、大理石のモザイク。白、緑、ピンクの大理石が優雅な文様を描くように、精緻に組み合わされています。
暗い聖堂内に灯るキャンドルが幻想的です。
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神々しい光の差すステンドグラス。
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そしてドゥオーモは屋上にも上がることができます。壁で囲われた狭い石造りの階段をぐるぐると上っていくと、、、出ました!おお高いっ。ここがドゥオーモの屋上です。
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ゴシック建築の特徴である尖塔とフライング・バットレス(飛び梁)が幾重にも重なっているのを間近で見ることができます。
このフライング・バットレスのお陰で身廊内のヴォールト天井がそれまでの建築より高くできるようになったのだとか。
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尖塔は全部で135本。その先端には聖人の像が建っています。
聖人の一人と化した、セント・コウ。
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災い転じて福と成す?欠航で滞在が延びた分、ようやく少し時間に余裕をもってお昼に。これまでお昼はホテルの朝のビュッフェでつくったサンドイッチで済ませていましたが、この日はスカラ座近くのカフェでサラダとパスタのランチ。
プリマヴェーラ(春)という名前の彩りきれいなサラダ。
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でも、もちろん追加の取材も忘れません!
dilmosというメーカーの展示はスタジオジョブの照明作品。
鑿で叩いたような痕のある銅の合金に、ぷくーっと膨らんだ鼻提灯(?)の様な形の照明。
魔法のランプの口から膨らんでいたり、パイプから膨らんでいたり、
とってもユーモラスで楽しい作品でした。
いつまで続くかわからないイタリア日記、また追って更新いたします。
| by modernliving | 2010-04-20 18:20 | モモ