ご無沙汰しすぎまして、
昔からの知人である清水清大先輩に「どうしたの?」と
おこられてしまいましたので、ブログを再開します(笑)
11回目にもなる名作住宅を訪ねて。。。の連載。
真夏の晴天のとある日、撮影隊は神戸の石井修さん設計の「神戸の家」へ。
元教員だったという住み手のご夫妻は、ほんとうにこの住宅を愛でていたして、
それこそ「モダンリビング」の記事を見てくださり、
石井修さんの作品がとても好きだったということで
やっと1977年に完成したそうです。
当日は、美味しい鰻と大きなスイカをご馳走になり、
ありがとうございました。
読んでいただければわかるのですが、
石井さんの設計にしてはめずらしく、キャンティレバー(RC造に木造をのせている)で
リビングが飛び出している(藤森照信先生のキノコのようなつくり、という表現は
まさに、驚くほど的確でわかりやすい)。
1977年にしては大胆不敵。
今も変わらず存在する暖炉と大開口のある空間で、
一足早い夏を満喫したのでした!
石井修さんの住宅はめずらしく世の中にたくさん残っています。
関東よりも関西のほうが、住宅の立替えは少ないかもしれませんけれど、
このように多くの居心地のいい住宅が、大切に使われていることに
改めて感動しました!
川のせせらぎと、開口いっぱいの緑と、鰻とすいか(食い物ばっかかよ)
そして、住み手の住宅への愛着がほんとうに嬉しい快晴のロケでした!
ダイニングのこの漁船などで使用される照明が好み!
お嬢さんでらして、著名な建築家でいらっしゃる石井智子さん、
貴重なお話しをありがとうございました。