東京都美術館で開催中の、エル・グレコ展へ。
ずっと以前に、トレドで見たグレコの印象がよみがえってくる。
改めて思うのは、赤と青と黄色の鮮やかさ。
うねるような衣服の表現。そしてグレーを帯びた肌。
昇天していくような感覚に引き込まれる。
ほとんどが聖書を題材にしたものなので、聖書をもっと理解してなくては、と改めて思う。
トレドの陰翳の強い空間に比べると、明るく軽やかな美術館の中は、少し違和感があるけれど、エル・グレコの独特な世界観が堪能できた。
会場の外で出たら、
マリア様と一緒に記念写真が撮れるこんなコーナーが。
スペイン人らしき女性がうれしそうに写真を撮っているのが、
とても微笑ましかった。