三菱一号館で開催中の「クラーク・コレクション」へ行きました。
「クラーク・コレクション」とは・・・・
クラーク美術館(米国マサチューセッツ州ウィリアムズタウン)は、ルネサンス時代から19世紀末までの欧米の傑作を幅広く擁する美術館です。
そのコレクションは、最も有名なフランス絵画をはじめ、彫刻、絵画、素描、写真、さらには銀器や磁器を含む装飾美術まで多岐にわたります。
ニューヨーク・ボストンから車で約3時間。広大な森の中にあるこの美術館のコレクションについて、これまで日本ではほとんど知られていませんでした。2010年、同館の増改築工事に伴い、世界的にもとりわけ質の高い印象派を中心とした絵画の世界巡回展が初めて開催され、2013年2月、ついに日本に上陸します。ルノワール22点を筆頭に、コロー、ミレー、マネ、ピサロ、モネ・・・。まるで宝石箱のような、これまで目にしたことのない奇跡のフランス絵画73点が一堂に。
・・・・だそう。
若き日のルノアールの、濁りのない、どこまでも澄んだ色が
ずっと眼に残っています。
晩年、リューマチで絵筆を手に縛りつけて描いた・・・という
ルノアールですが、その未来を感じさせない、
喜びだけが伝わってくる絵からは、何か突き抜けた希望のようなものが
溢れています。
途中、見下ろすと、日だまりの中庭が・・・。
早くも、桜がほころんで、春がすぐそこに来ていることを伝えていました。