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 休日の今日は、会期も残りわずかとなった加山又造展を見にいってきました。加山又造という画家についてはほとんど知らなかったのですが、建築家の乾久美子さんが会場構成の一部を手がけられたということで興味をもち、足を運びました。
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会場に入ると、まずはこのチラシの絵からも想像できるような、日本画、琳派の伝統を再解釈した雪月花をモチーフとした大作が目に飛び込んできます。しかし、そこから一歩次の展示スペースに足を踏み入れると、まったく違う世界に驚かされます。初期の動物をモチーフとした一連の作品なのですが、日本画というよりはシュールレアリスティックな空気の漂う、色彩と構図。こんな絵を描いた人だったのか、と衝撃を受けました。花鳥図に妖艶な裸婦像、水墨画とその活動のエネルギーが画面から伝わってきて、芸術の力をびんびんと感じる時間となりました。
 乾久美子さんが会場構成をされたのは、最後の工芸品などの展示部分。シンプルな木の箱の中に作品が収められていて、アクリルのふたを通して覗き込むような仕組みです。普通の展示では人の目の高さに合わせて作品が置かれることが多いですが、あえて箱の中に収めることで、それを覗き込んでいる鑑賞者の姿自体も展示室の中のひとつの風景になっているようでした。建築家って、建物や空間だけでなく、人の行為もデザインできるのだなぁと感心。
 忙しさにかまけていると、なかなか美術館にも行かなくなってしまうのですが、少しの時間でも感じられること、刺激を受けることはたくさんあるのだと、あらためて実感できた一日でした。
| by modernliving | 2009-02-28 13:59 | モモ | Comments(0)
 モダンリビングは”ビジュアル”建築誌。紙媒体として、美しい写真の訴求力はとても大事です。その写真が誌面に載ったとき読者にどう伝わるのか、いつも考えながら撮影に臨んでいます。でも実際は写真のことは意外と知らないもの。カメラマンの方々に編集側の要望を伝えることはあっても、カメラの仕組みやこう撮るとこういう写真になる、ということは詳しくわからないまま、カメラマンさんにお任せしている部分が多いのが実情でした。そこで!本日は、いつもお世話になっているカメラマンの下村さんによる写真講座が開かれました。
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編集部のコーディネイトルームでカメラと写真のイロハから教えて頂きました。左から二人目が講師の下村先生。(予定が変わり、この講座のためだけにわざわざ東京に来て下さいました・・・ありがとうございます!)
c0195791_162276.jpgまずはカメラの構造からスタート。ホワイトボードに絵を描いて解説して頂きました。これはいわゆる「シノゴ(4×5)」カメラの図解です。最近では写真もすっかりデジタルが多くなりましたが、撮影の現場では4×5を使っているカメラマンさんとお仕事をさせて頂くこともあります。4×5カメラでは建物を撮るときに「あおる」ことによって、歪みを補正できる、とのこと。
シャッタースピードと絞りのバランスに、被写界深度・・・と、これまで何となくわかったつもりでいたことを、理論的に教えて頂いて納得。
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私が一番なるほど!とスッキリ理解できたのはこの二つの写真の違いです。それぞれ左が望遠、右が広角で撮ったものです。広角は視角が広いので、被写体に寄って撮っても背景に他の要素が色々と写り込んでしまいます。二つの写真で、画面に占める赤いカップの大きさはほとんど同じですが、見え方が全然違いますよね。実際に自分で写真を撮ってみるのが一番勉強になります。
c0195791_1183121.jpgという訳で、これで自分たちで撮ってみて、と下村さんにカメラを頂いてしまいました!プロの講義を聞かせて頂いた上に、こんな頂き物まで、恐縮です。これから編集部内では、このカメラを持ち回りで使う予定。仕組みや方法が少し分かってくると、早く自分でも撮ってみたい!と、楽しみになってきました。少しずつ腕を磨いて、このブログの写真もグレードアップしていければと思っています。
| by modernliving | 2009-02-27 00:45 | モモ | Comments(3)
 本日は、マルニ木工の東京ショールームにて、またも深澤直人氏の新作発表会がありました。という訳で当然私、サトウは出動です。
 

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本人登場です。
深澤さんと期待した皆様、すみません。私です。編集長(向かって右/わかりますよね…)のとなりに写っているちっこいのが私です。私がちっこいのでスケールを感じにくいかもしれませんが、このソファはゆったりと奥行きがある3シーターです。深澤さんいわく、「日本のソファ」日本の住空間に本当に求められる形をデザインしたそう。

シームレスで軽やかなデザインはもちろん、
とにかく座り心地が最高です。マルニの方が「粘りがある」とおしゃっていましたが、本当にその通り。座ったときの心地よい反撥と身体が沈む感覚は至福!
c0195791_4141673.jpgこちらは同時に発表されたラウンジチェアとサイドテーブル。木目の美しさとその軽やかなデザインに覗き込む人多数。

細かい仕掛けがたくさんあり、このブログ上では書ききれません。詳しくは本誌でお届けしたいものです。私の顔を憶えてくださった方、見かけたら(見過ごし注意です)ぜひお声掛け下さいねー。
| by modernliving | 2009-02-26 22:06 | サトウ | Comments(1)
 怒涛の撮影シーズンも終盤。昨日は、テレビのインテリア撮影のため、1日都内を撮影クルーズしてきました!朝9時半から撮影はスタート。一軒目は、六本木の「リーン・ロゼ」さん。11時のオープン前より、お邪魔して撮影しました。
 ハイエース(車)にスタッフ5名+テレビ4台+撮影小物で車内は、パンパン。カメラマンの小林さんも車で一緒にまわり、午後も青山の「ノール」さん、碑文谷の「プロスペクト」さんをハシゴ。「日が暮れないうちに撮影を」と、現場で荷物をすべて積みおろし、終了とともテレビを片付け車に引き上げるその光景は、「夜逃げ家族」のようでした(笑)。
  
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4軒目に訪れた青山の「ミノッティ」さん。時間はすでに19時。お客さんがいなくなった閉店後の店内撮影となりました。
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 パーソナルチェアを運ぶ、アシスタントの山田さん(通称:画伯)。写真のブレから、現場の臨場感が伝わるでしょうか・・・。ちなみに「ミノッティ」さんでは、総重量150キロ??のチェストをスタッフ全員で運びました(泣)。

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移動中に見つけたたいやき屋さんで、しばし立ち寄り。いっぱいに詰まった餡子の糖分で、体力回復です!!
 
| by modernliving | 2009-02-25 21:24 | マキオ | Comments(0)
 あいにく冷え込む雨模様だった昨日、そんな天候にも負けず(背中にはホッカイロを貼って!)我々ガテン班はインテリアの撮影に臨みました。今回は「コージーコーナー」というテーマの撮影。このブログでも何度かご紹介していますが、「コージーコーナー」は狭くてもくつろいでパーソナルな時間を楽しむことができるスペースを提案する企画。
 そんなコージーな雰囲気が伝わる写真を撮りたい!ということで今回撮影場所としてご協力いただいたのは、廣部剛司さんの手がけた住宅。木の使い方、庭のとり方、光の入り方、影の出方など綿密に計算されていて、実際足を踏み入れてみると居心地のよさが実感できました。古い日本の家のように、雨の風情も楽しめるようなしっとりとした素敵な住宅。でも、そんな居心地のよさに思わずのんびり・・・は禁物。雨の撮影は普段にも増して、家具の運搬など手早くこなさなくてはならないのです。打合せを踏まえて、また現場で臨機応変に撮影順を決め、コーディネイトしていきます。
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アートを楽しむコーナーのセッティングでは、なんといってもこのモノクロ写真が大物。貴重な作品を傷つけず固定して撮影できるように、設置方法にもさまざまな小道具と工夫があります。(今回もカメラマン下村さんのアート設置術を繰り出していただきました!)
左からロケバスぷっぷっの林さん、アートの裏側にすばやく回りこむカメラマン下村さん、編集部のマキオ先輩、心強いアシスタントの山田さん、先週に引き続き気持ちいいグリーンをコーディネイトしてくださった江田さん。
c0195791_2212455.jpg実例でご協力くださった建築家の廣部さん。ジャン・プルーヴェの赤いチェアがお似合いです。私たちがあたふたと動き回っている間も、ご自慢のギターを爪弾いてくださって、心癒されるBGMに普段とはちょっと違った撮影を楽しませていただきました。長時間の撮影にもこころよくお付き合い頂き、合間には現在設計されている住宅の図面を確認されるというお仕事ぶりに感銘を受けました。
c0195791_22201830.jpg朝9時からスタートした撮影もようやく終了したのは暗くなった夕方。寒さもあり疲れの出ていた私たちに、帰宅されたお施主さまからなんと!こんなに素晴らしい差し入れをいただきました。コーヒーと紅茶まで淹れてくださって、そのお心遣いとドーナツの甘みとコーヒーのあたたかさが本当に体の隅々に沁みわたりました(涙)。ありがとうございました。温もりのある住宅に、素敵なご家族。家庭のあたたかさに、ああいいなぁと素直に感じてしまった一人暮らしの私でした。
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最後は、お施主様がこの日持ち込んだグリーンを気に入って買い取って下さったので、中庭にそのセッティングを。日も落ちきった中、インテリア番長のコウ先輩(右)がトネリコとコデマリの位置をとことん検討し、ダイニングからもリビングからもグリーンが楽しめるように置かせていただきました。撮影にご協力くださった皆さま、ありがとうございました。この日のコージーな空気感が伝わる誌面づくりに邁進したいと思いますので、184号をお楽しみに。
| by modernliving | 2009-02-24 21:44 | モモ | Comments(0)
 基本的に、ガテン班として動いている私ですが、きちんと打ち合わせにも出ています!
ということをアピールするために、先日行われた、照明を扱う日本フロスとのミーティング風景をお届けします。
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まずはバーバー&オズガビーによる新作の「タブ」越しに皆さんを。
もう少し寄ってみます。
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(手前から時計回りに)城好きで有名なモダンリビング広告部の杉原さん、ご自宅に名作家具がずらりと並ぶという噂のアドシフトの武藤さん、チャーミングな笑顔で、ガテン班をいつも癒してくれる日本フロスの井出さん、頼れるANEGOライターの介川さん。

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リースでお伺いするときは、どうしても時間に追われてしまい、
ゆっくりとお話することがなかなか難しいものです。
でも、この日は仕事の話はもちろん、照明やデザインに関するよもやま話ができて
楽しい時間を過ごすことができました!
いつもこのぐらい余裕があればいいのですが…。

この打ち合わせがどうやって形になるか、次号発売の本誌にご期待くださいませ。
| by modernliving | 2009-02-24 19:12 | ナナ | Comments(0)
 こんばんは。サトウです。
以前のブログからご覧いただいている方々はご存知かもしれませんが、私サトウは、
モダンリビングにて深澤直人さんの連載を担当しております。
というわけで、深澤さんのいるところ、どこにでも出没することを心がけております。
今回は、深澤さんがディレクターを手がける山梨・甲府から発信するジュエリーブランド「Koo-fu」の2009年コレクションの発表会にいって参りました。
これが発表された新作のの一部。
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トレンドの中心を捉え、ジュエリー本来のあるべき姿を抽出したという作品群は、どれもこれも美しいもの。デザイナーはそれぞれ異なりますが、どれもがその素材本来の輝きを控えめながら強く放ちます。

価格帯は上代で6万円程度のものから100万円以上するものまで。
誰かプレゼントしてください。。。
| by modernliving | 2009-02-23 21:57 | サトウ | Comments(0)
 木曜日、東京ガスが主催する「住まいの環境デザイン・アワード2009─人と環境と住宅デザインの真の融合をめざして─」のシンポジウムに参加してきました。今回で11回目を迎えるこのコンペは、住まい手が豊かな暮らしを育め、かつ環境負荷を抑えた住環境のあり方を提案する住宅実例を広く募集するもの。その中の「暮らしデザイン特別賞」の審査員を下田編集長が務めているため、この日は代理で受賞者講演とパネルディスカッションを聞いてきました。 
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 各賞受賞作品の中には、モダンリビングでおなじみの建築家の方も多数いらっしゃいました。建築家の小嶋一浩さん、千葉学さん、東利恵さん、建築環境学の宿谷昌則さん、東京ガスの青沼光一さんがパネリストとして参加されたパネルディスカッションでは、「とまどう住宅、ゆれる家族」という時代の空気を映したようなテーマが設定されていましたが、実際に話が進むと不安な要素よりも、住まい手の暮らしと環境に対して住宅にできること、デザインにできることがあるはず、という希望を抱かせる議論に。住む人が自発的に豊かな暮らし方を見つけ、環境とのかかわり方を発見していけるように、というお話はモダンリビングが誌面で提案する中でも常に考えていることと重なり、とても有意義な時間となりました。
| by modernliving | 2009-02-22 11:44 | モモ | Comments(0)
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 新宿のショールームで開催されたカンディハウスの新作発表会に行ってきました!今年、ドイツ「ケルン国際家具見本市2009」で発表された新作ソファ「tosai LUX」シリーズをはじめ、カンディハウスを代表するシリーズのリデザインモデルなど新作がずらり。
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 ケルン国際家具見本市2009で発表されたソファ「tosai LUX」シリーズ。ドイツのデザイナー、ペーター・マリーのデザインによる新作。
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 新作「tosai LUX」シリーズのサイドテーブル。脚はステンレスヘアライン仕上げで、天板は取り外し可能。トレイとしても使えます!

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 渡辺力デザインの1982年発売のロングセラーのロッキングチェア。低めの座面で座り心地抜群です。

 
| by modernliving | 2009-02-21 23:19 | マキオ | Comments(0)
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最新号、183号では日本橋三越本店とモダンリビングがコラボレートして、和モダンのインテリアを提案しています。誌面と連動して、2月23日(月)まで日本橋三越本店5階の家具売り場で誌面のコーディネイトを再現して展示しています。

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イタリア製のベージュのソファに朱と黒の漆を塗ったチェストを組み合わせが斬新。籐のスツールやハラコのチェアをプラスしたミックススタイル。

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大胆なモダンな書がフォーカルポイントになったベッドコーナー。

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展示に期間中、柱の木部に黒い和紙を貼り、和の印象を強くした。ベンゲ色のダイニングセットに紫の漆塗りのチェストを合わせた。この繊細で深い紫、ぜひ、売り場で見てください!
| by modernliving | 2009-02-20 22:59 | コウちゃん | Comments(0)
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