そんなコージーな雰囲気が伝わる写真を撮りたい!ということで今回撮影場所としてご協力いただいたのは、廣部剛司さんの手がけた住宅。木の使い方、庭のとり方、光の入り方、影の出方など綿密に計算されていて、実際足を踏み入れてみると居心地のよさが実感できました。古い日本の家のように、雨の風情も楽しめるようなしっとりとした素敵な住宅。でも、そんな居心地のよさに思わずのんびり・・・は禁物。雨の撮影は普段にも増して、家具の運搬など手早くこなさなくてはならないのです。打合せを踏まえて、また現場で臨機応変に撮影順を決め、コーディネイトしていきます。

左からロケバスぷっぷっの林さん、アートの裏側にすばやく回りこむカメラマン下村さん、編集部のマキオ先輩、心強いアシスタントの山田さん、先週に引き続き気持ちいいグリーンをコーディネイトしてくださった江田さん。
実例でご協力くださった建築家の廣部さん。ジャン・プルーヴェの赤いチェアがお似合いです。私たちがあたふたと動き回っている間も、ご自慢のギターを爪弾いてくださって、心癒されるBGMに普段とはちょっと違った撮影を楽しませていただきました。長時間の撮影にもこころよくお付き合い頂き、合間には現在設計されている住宅の図面を確認されるというお仕事ぶりに感銘を受けました。
朝9時からスタートした撮影もようやく終了したのは暗くなった夕方。寒さもあり疲れの出ていた私たちに、帰宅されたお施主さまからなんと!こんなに素晴らしい差し入れをいただきました。コーヒーと紅茶まで淹れてくださって、そのお心遣いとドーナツの甘みとコーヒーのあたたかさが本当に体の隅々に沁みわたりました(涙)。ありがとうございました。温もりのある住宅に、素敵なご家族。家庭のあたたかさに、ああいいなぁと素直に感じてしまった一人暮らしの私でした。













