
この本は1月に発売になりました。
「つち、いし、き、くさ・・・・
こう書いているだけで気持ちが落ち着いてくる・・・
20世紀の末には、土石・草木の世界は科学・技術の世界に
きれいサッパリ取って変わられたように見えた。
建築史家としてのわたしの目はそのように見たが、
遅れて始めた建築家としてのわたしの目と手は逆だった。
土石・草木でいこう。土石・草木こそがわたしの身心に深く浸みているのだから」
という序文から始まる。

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藤森さん、若いです。
そして、締めの文は
「楽しい旅だった」というくだりから始まる。

藤森照信さんがこれまで長い時間をかけて、触れてきた素材が、本当に楽しそうに
ご本人の自然も混ぜながら、展開する。
この手の素材本は地味で読みにくかったりするのですが
楽しく読めるうえ、自然素材のこと、日本の伝統のこと、建築のことが
あれこれわかります。
すばらしい本です。

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藤森さん、楽しそうです!
本当の建築の楽しさを満喫できます。