新刊! 一志治夫さん『庄内パラディーゾ』/シミリエ
 知人のノンフィクション作家、一志治夫(一志さんご夫妻には20年以上も可愛がっていただいています)が、新刊『庄内パラディーゾ アル・ケッチァーノと美味なる男たち』(文芸春秋)を出しました。この本はおすすめ。

 山形・庄内にある”地元で採れる食材で個性的な料理を出す”イタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」のシェフ、奥田政行さん。一志さんはまる2年もの間「アル・ケッチァーノ」に通い、奥田さんとともに野菜の生産者のところに足を運んだり、彼の行動に密着しこの本を書き上げました。
 奥田さんは、かつて陸の孤島といわれていた庄内の在来作物(平田の赤ネギ、藤沢カブなんて知りませんでした!)をイタリアンに取り入れ”今の味”にしてしまう、新進気鋭のシェフとしてその名を轟かせています(情熱大陸などでも取り上げられていました)。奥田さんは地元の生産者と密に野菜づくりを研究、斬新で美味しいレシピをつくり、それにより農業に活気を蘇らせた熱いシェフなのだそう!

出版記念パーティにて。左が奥田シェフ。右が一志さん。
新刊! 一志治夫さん『庄内パラディーゾ』/シミリエ_c0195791_18295291.jpg


またまた、記念に1枚!
新刊! 一志治夫さん『庄内パラディーゾ』/シミリエ_c0195791_1830162.jpg


発売日は4月25日。
新刊! 一志治夫さん『庄内パラディーゾ』/シミリエ_c0195791_2034442.jpg

イントロは春夏秋冬の庄内で野菜を採る奥田さんや料理。
新刊! 一志治夫さん『庄内パラディーゾ』/シミリエ_c0195791_203550100.jpg

オリジナリティのある味に全国から通う人多し。
新刊! 一志治夫さん『庄内パラディーゾ』/シミリエ_c0195791_20365010.jpg


失われてしまった「地産地消」というスタイルをあたりまえのように、
真っ直ぐに実践している奥田さんの生き様が描かれています。
これからの「食と農」のあり方が見えてきます。
いろいろな野菜や食物の名前、四季の話が出てきて、それだけでもおもしろい!! です。
日本の食材や農業についてもっと知りたくなります。
生きている限り、美味しいものを食べるだけ食べてぽっくり死にたい!

食いしん坊にも、農業に興味がある人にも是非。


奥田さんは5月に銀座に「ヤマガタ サンダデロ(山形産なんでしょ、という意味)」という店を出すそうです。今月末に行く予定なので、またレポートします!

うふふ。楽しみだなあ。
| by modernliving | 2009-05-07 18:29 | シミリエ