ゴールデンウイークの真っ最中。
快晴の5月2日。
「住居の原点」隊は満員電車のあずさ号でで茅野市へ。。。
あれれ? なんだか最近、すっかりブログ・ジャッカーのシミリエ。
懲りずに書くぞー!
この日は、朝10:30に、にこにこ顔の藤森照信さんが玄関でお出迎え。
「藤森先生、光栄でございます」
なんと、今回の実家の雑誌掲載は『モダンリビング』だけ、独占取材でございます!
そ、そして。。。これが藤森さん、お父様、お母様。家の前で記念に。
藤森さんが小学校2年生のときに、昔ながらの茅葺きの家を立て替えたそう。
今回道路拡張のため、一部を改装。
3年前に、玄関、リビング、茶室、客間を兼ね備えた空間をつくったそうです。
「おお。藤森建築」
なんともいえない、木にくるまれた心が落ち着く空間です。
クリ、ケヤキなどを使用。もちろんいつものように山から切り出した木です。
アクセントになっている柱はイチイ。
これも自分でたたいて。いい風合いがでてきますね!
信州の景色に美しく馴染む外観。本当に気持ちのいい日でした。
黙々と(ときどき下ネタ)撮影する藤塚さんと、手伝う川辺さん。私は何度この後ろ姿を見て、過ごしたのだろう。。。と思いながら。
玄関の扉の横縞がモダン。
藤森建築らしい手ふき窓から、母屋、庭を眺める。
昼寝したくなるくらい、、、の撮影日和でした。
日頃の行いがいい? シミリエと藤塚さんはいつも晴れ!なんですよ!!
ねえ、藤塚さん!
また黙々と。
また、下ネタ?
うそです。
のぞきにきた藤森さん。ご自分のカメラでも撮影をしようとなさっているところ。
炉の様子を見る藤森さん。
何度もありがとうございました。
菜の花も飾っていただきました。
これは自作の花瓶。
「素焼きのままだと、水を入れているところだけ色が変わるんだよ」
確かに、触ったときにしっとりしてました。
この風景も一期一会。
とても素晴らしいアイデアです!
撮影をじっと眺める藤森さん。
この家具もすべて藤森さんのデザインによるもの。家の改修を含め
藤森由一さんという3代前からお世話になっている「腕のいい大工」さんに依頼したのだとか。
このあたりには藤森という姓が多いです。
その方は遠い親戚だといいます。
「来客があってもここで用がすむし、重宝しています」とご両親。
確かに多機能で、造り付けのベンチのような「座るところ」がいっぱいあるので
多くの人が集うことも可能。
このテーブルと椅子は1本の木からテーブルと椅子をつくったとか。
つなげるとベンチにもなり、
「おお! つながってるー」と、
木目が続いているのがわかって感動!
「山から切り出した木で、家や家具をつくる」
昔はあたりまえだったことが、とても貴重で贅沢なことに感じるなんて。
私たちバブル世代はいつから、家具は「ブランドショップで買うもの」などという、
価値観がすりこまれてしまったのでしょうか?
とつくづく思う今日この頃です。
白い漆喰のアクセントも藤森デザイン。
ねじをかましているところをアクセントにしています。
モダンリビングの「住居の原点」連載を読むご両親。
朝からご対応本当にありがとうございます。
これは「少しは休んだらいかがですか」とおっしゃっていただき
図々しくいただいたお菓子とお漬け物。
お母様お手製の漬け物です。とても美味しかったです。
うっしっし。そして、また記念写真!
6月7日発売号、ぜひ読んでくださいませ。
つづく。