(左です。右は鎌倉の神奈川県立近代美術館のポスターです)。

昨日そのお披露目に伺って来ました。
会期は~9月27日まで。
場所は汐留の「パナソニック電工汐留ミュージアム」。
会場構成は坂倉建築研究所が手がけたそうです。
坂倉準三氏はかのル・コルビュジエの弟子。
コルビュジエ初期の傑作「セントロス・ソユース」の図面を引き、
上野の国立西洋美術館は実施設計をサポート。
戦後の日本の建築を
大きく変えた建築家です。
改めて驚いたのが、坂倉準三氏は文学部美学美術史学科を出ており、
建築学部卒ではなかったということです。
そういう視点で見ると、また新しい坂倉準三が見えてくる気がしました。
昭和12年のパリ万博博覧会日本館で注目を浴び、
藤森照信さんいわく「日本のコルビュジエ派木造モダニズム」の軸となる人物。

建築だけでなく、家具、デザインすべてにおいて常に新しい世界を切り開いたのですが、
意外と家具やその他のデザイン全般に関しての展示はこれまでなかったそう。
入り口のところに坂倉準三と交流の深かったシャルロット・ペリアンが日本でつくったという
家具がいくつか展示されていましたが、竹の椅子がとてもよかったです。
なかなか興味深い構成でした。
原寸大の大きな扉も展示。
ダイナミックなデザインですが、ディテールが繊細で美しいのに驚き!

ミラノ・トリエンナーレでの日本の展示でも力を発揮。
この他、数々の作品が写真や模型などにより展示されています。

1964年作の安楽椅子は、色づかいも形もモダンだった。
坂倉準三のデザインした家具を目の当たりに多く見ることができ、とてもためになりました。

企画に携わった学芸員の大村理恵子さん(右・実は私の友人の友人・・世の中狭いです)と、次号のこの展示の記事を書いてくださる
ライターの酒井 新さん(左)。

坂倉準三さんのご子息で坂倉建築研究所主宰の坂倉竹ノ助氏(右)。
ずいぶん前に坂倉事務所に伺ったところ、準三氏のご自宅を拝見させていただき、
準三先生の奥様にもご挨拶させていただき、「きゃーーー感動的」と、とっても
よくしていただいたという思い出があります。
モダンリビングにも、すばらしい葉山の別荘をご紹介いただきました。

展示の出口のところに、自由に座ることのできる坂倉準三デザインの椅子が展示してあり、
私たちもいつもながら図々しく座っていみました。
ライターの酒井さん(右)とMODERN LIVINGのナナちゃん。
とても座り心地がよくて感動。

シミリエとMODERN LIVINGのモモちゃん。
しっかり試してみました・・・。特に低い椅子がふんわりしていて気持ちよかったです。

~9月6日まで開催されている「建築家 坂倉準三展 モダニズムを生きる人間、都市、空間」も
あわせてご覧になると、坂倉準三の軌跡と功績の全貌が見えてきます。
是非足を運んでみてくださいませ!!
私も週末に晴れたら行ってみマーース!













