青森夏紀行─名作建築篇その1/モモ
いまや忘却の彼方になりつつある夏休み。
実はマキオ先輩とニアミスしていた私は、立派なマグロにはありつけませんでしたが、
青森の名建築をめぐってきました。
弘前にはル・コルビュジエの弟子で日本のモダニズム建築の巨匠である
前川國男の作品が多く残されています。

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こちらは、弘前市役所。
コンクリート打ち放しの柱梁のグリッドがモダンな外観ですが、
向かい側にある弘前城公園との総合的な景観を考え高さは抑えられています。





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内部の吹き抜け。
現代のピカピカのビルのお役所とは違い、少し薄暗い印象。深い庇から差し込む光の諧調が美しい。
吹き抜け上部のスペースは、特に「部屋」というわけではありませんが、ちょっとした打ち合わせなどがおこなわれていて、使い手が愛着をもって大事に使っていくことが、古い建物を引き継いでいく上では大事なのだと感じさせられました。ちなみに弘前市役所は1958年竣工。

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これは余談ですが、市役所前にあった電話ボックス。雪国では、電話ボックスに階段が付いているんですね!なるほど。

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こちらは、市役所の向かい側、弘前城公園の中にある「緑の相談所」という施設。

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寄棟屋根のおおらかな形状がそのまま内部空間に。

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どっしりした柱と、大きく張り出した庇。なかなか骨太な構成です。こちらは晩年1980年の作品。
弘前には、まだだま前川建築が・・・次回に続く。。。

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| by modernliving | 2009-10-06 12:31 | モモ