会場はすでに大盛況。今回のインスタレーションは、工場のイメージとマングローブの密林のイメージから発想したそう。塩ビ管という工業的な素材を、複雑につなぎ合わせることで有機的な森のような印象に。タイトルはその名も「Nature Factory」。普段は目にすることがなく隠されてしまう配管を素材として表すことで、今まで「当たり前」と思っていた価値観を変換する意図もあるそうです。実際、空間に入ってみるとそんなコンセプトがすっと感じられます。パイプに覆いつくされた空間は商品や人が入ることで、より一層豊かなものに。
2階のギャラリーから見下ろすと、井戸を覗き込むような感じで、水の底に眠る古い倒木を見ているみたい(左)。かっこいい。右は塩ビ管のディテール。
このインスタレーションはディーゼル デニム ギャラリー アオヤマ(東京都港区南青山6-3-3)にて、本日から2010年1月31日まで。ぜひお買い物がてら、建築のおもしろさを味わいにお出かけしてみてください!