今年パリで行われる「NAOSHIMA」展の展示用に、直島にある「大竹伸朗&グラフ」設計の銭湯を撮影しにゆくことに。
フェリーは20分ほどで、香川県は直島にある宮之浦港に到着します。瀬戸内海の小島とは思えない(失礼)ハイカラなフェリーターミナル、草間彌生氏の水玉カボチャがお出迎え。
建築はSANNA(妹島和世・西沢立衛氏)によるもの。この季節、ここちよい風が吹き抜けて大変気持ちいいです。
のりば横の芝生広場、埠頭の先端には先ほどフェリーから見えた巨大カボチャ。みんなココで記念写真撮ってました。
中に入って遊ぶこともできます。
う〜ん幻想的、彌生ワールド。
丸窓からは瀬戸内のさわやかな景色がピクチャーフレームのようにのぞきます。
・・・なんて寄り道していないで、仕事仕事・・銭湯の営業前には撮影を終えなければ!!
現場はフェリー乗り場から歩いてすぐです。
いかにも瀬戸内風情の狭い路地を通り抜け、
ありましたよ、銭湯!!????
その名も、アイ・らぶ・ユ!!イヤ〜ン。
建設前に模型を撮影しましたが、まさかそのままの形で建っているとは・・・圧巻です。
大竹さん、グラフさん、ホントにお疲れ様でした!!ご苦労のほど、お察しいたします・・。
扉を開けるといきなり番台が、昔はのれんの奥だったスね。
ということで、料金を払うふりして女湯をチラ見、なんてことができません(券売機だし)・・・残念!
Tシャツなどのお土産もココで売ってます。
のれんをくぐると懐かしい雰囲気の脱衣所、館内は大竹アートがてんこ盛り。さぁ!昭和の劇場(なんの?)を思い出して、盛大に脱ぎまSHOW~!!
浴室は白くて新しくて清潔。椅子や洗面器もオリジナルです。
気になると言えば、アフリカ象が歩いているというぐらいでしょうか・・・なんで?!
夜になると湯船につかってたりして・・?
浴槽の奥からのぞく温室もいい雰囲気です。裸で歩き回ると痛そうなシャボテンがいっぱい。
本当はひとっ風呂浴びたかったのですが、時間が許さず(パリでデータを待ってる)次のフェリーで帰ることに・・・後ろ髪引かれながら銭湯を後にしました。
お天気が良くてあんまり気持ちがよかったので、フェリーを待つ間にのりば横の芝生広場での〜んびり休憩。
広場には、着地した小型UFOのようなアルミ製のスツールが並んでいます。座り心地は(暖かければ)なかなかのもの、まったりした瀬戸内気候でぢい散歩の幸せな一時・・・。
そんな椅子に座る、かわいこちゃん発見!!I❤湯〜
アート好きには楽しさてんこ盛りの直島、皆様も是非いらしてみてはいかがでしょうか。
・・・次回はキット波佐見地区に。