今日は、山川設計の山川幹夫社長とお目にかかった。
山川設計の住宅は、モダンリビングの中でもひと際目立つ。住宅によってさまざまに設計されていても、螺旋階段、エレガントなアイアン、アールを描く外観と、共通するいくつかの特徴があるからだ。
新宿のNSビルにある山川設計に入ると、整然と多くの模型が並んでいる。それは、すでに竣工した住宅であり、これから建つ住宅だ。人物や樹木もあしらわれ、施主がリアリティをもって見られる工夫がされている。
施主の希望の受け皿としての設計をしたいんです、と山川さん。愛着が湧く物で建物をつくっていくために、自分で素材をつくることから手がけているという。施主の立場にたって家をつくることに徹した姿勢が伝わってきた。

山川幹夫社長(右)と下田。新宿の山川設計にて。