
「稲ちゃん」はモダンリビングのデザインをしてくれているデザイン事務所BRONCOの紅一点だった。6年前から、モダンリビングの誌面に関わってくれていた。その稲ちゃんが四国に帰ると聞き、みんなでご飯を食べる機会をもった。
サトウが選んだのは、渋谷に近いスペイン料理の店。おじさんが陽気にイベリコ豚やパエリヤをサーブしてくれる。わいわいと話は弾み、笑顔が弾けた。
この6年間のモダンリビングも、振り返ってみればいろいろあったなあ、と改めて思う。BRONCOにデザインをしてもらうことになったのも、思えば不思議な出会いだった。今のモダンリビングがあるのは、BRONCOのみなさんのおかげ。稲ちゃんもそのひとりだ。
雑誌をやりたくて、デザイン事務所に入ったという稲ちゃん。編集意図が分からないとデザインできないんです・・・と、言っていた。編集者とデザイナーが重なり合って仕事をしていける幸せを感じた言葉だった。
仕事の仲間は、ある意味、家族のようなものだと思う。ゆるやかな、けれどしっかりした共通の目的で結ばれた人と人のつながり。
時は木漏れ日のように滑り落ちていくけれど、その記憶は消えることはない。
稲ちゃん、ありがとう。お元気で。

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