編集長日記ー小さなカード/ 下田
 手紙を書くことがめっきり減った。メールは毎日、かなりの数をやりとりしているが、手紙の質感はやはり違う。

 北海道の母から手紙が届く。いつも、季節の絵柄のはがきに毛筆で書かれている。それを見る度に、手書きの文字と、手紙という時間は特別なものだと思う。それを書いている間に流れる感情を感じるからだろうか。

 今、時代はデジタル。でも、だからこそ、「手紙」という人の温もりを感じさせるものの意味が、重くなっているように思う。ほんのひと言でも、いや、ひと言だからこそ、美しいカードや手書きの文字に意味がある。

 それは、言葉のエッセンスである「詩」のようなものなのかもしれない。

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 クレインのカードに、10㎝ほどの小さなサイズを発見。このサイズ、郵送は不可だけれど、お届けものに添えたり、コメントを書いて机に置いたり。グリーン気分の今にぴったり。六本木ミッドタウンの伊東屋で購入。頂いた人が明るくなるようなこんなカードが手元にあると、手紙を書きたくなる。 
| by modernliving | 2009-11-26 20:47 | 下田