建築家も住み手も少なからず普遍的に関心を持っていると思います。
ただ、今年はそれがいろいろな形で顕著に表れていると実感しました。
サローネでもフロントやガエターノペッシェが、
自然をデフォルメしたソファを発表していました。
この2枚の写真は、オゾンで行われたモダンリビングのイベント会場を撮影したものです。
インスタレーションでも実験的な展示でもなく、ただ、一般的なエバーフレッシュを置いただけ。
ただし、大きくて枝が広がっているもの選ぶことが重要です。
スポットライトの下に置けば、木陰も木漏れ日もできます。
葉に光が透けてなんとも気持ちがいいです。
影はフローリングに素敵な模様を描いてくれます。
立派な庭があるよりも、リビングにある鉢植え1本のほうが、
身近に自然を感じることができるかもしれません。
部屋の隅っこになんとなく樹形の美しいグリーンを置くのでなく、目的をもって選ぶこと。
今年1年はグリーンを毎号、少なからず企画にしていました。
来年、2月発売号は、こういった経験を生かしてさらにパワーアップしたグリーンの
テーマを企画中です。どうぞ、お楽しみに!!!

