
先日、住まいの環境デザイン・アワード2010の受賞者が決定いたしました!
リビングデザインセンターOZONEで開催された、受賞パーティ、シンポジウムに潜入してきました。
このアワードは、
深刻化する地球温暖化の解決には、生活に費やすエネルギーの低減が不可欠です。
これからの住宅には、ライフサイクルを通して環境負荷を抑えるような設計・施工の工夫と、
暮らし方が必要とされます。
同時に、都市的な生活が進む中で、暮らしの主人公である住まい手に、
心身ともにやすらぎを与え、豊かな生活・人間関係を育むような住環境も求められるようになってきました。
そのような世相を踏まえて、住まいの環境デザイン・アワードでは、
“人と環境と住空間デザインとの真の融合”をテーマに、
これからの住まいのあり方を示唆するような
良質なデザインの住宅の提案事例を広く募集しました。
というもの。(HPより)
モダンリビングもこのアワードには深く関わっており、
「暮らしデザイン特別賞」を下田編集長が選出したんですね。
会場には、受賞された建築家の方々が一同に介していました。
中には、顔見知りの方もちらほら。
ちなみに、受賞者一覧はこちらです。
●グランプリ
豊崎長屋大阪市立大学生活科学研究科 竹原・小池研究室
●環境デザイン最優秀賞該当作品なし-
●住空間デザイン最優秀賞
SPROUT峯田 建+恩田 恵以/スタジオ・アーキファーム
●環境デザイン優秀賞
・下町2つ地面の家金谷 直政/かなや設計
・上大須賀の家谷尻 誠/SUPPOSE DESIGN OFFICE
・等々力の住宅浜田 隆弘/一級建築士事務所71
●住空間デザイン優秀賞
・木更津の小さな家大塚 智己
・Sayama flat長坂 常/スキーマ建築計画
●ベターリビング・ブルー&グリーン賞
Akatuki House今野 暁史/Akatuki Design
●暮らしデザイン特別賞
<建築知識賞>上白原の家山本 一晃/リブ建築設計事務所
<SUMAI no SEKKEI賞>小網町の家谷尻 誠/SUPPOSE DESIGN OFFICE
<モダンリビング賞>trifurcation桑原 茂/桑原茂建築設計事務所
<リアル・デザイン賞>宿河原の家柴田 宗紀/柴田宗紀建築設計事務所
●東京ガス特別賞
・HOUSE-R池村 圭造/UA
・農のある暮らし・本のある暮らし伊藤 寛/伊藤寛アトリエ
・パークホームズ成増マークレジデンス
・「机ギャラリーのある住まい」倉本 剛/倉本剛建築設計事務所
●大阪ガス特別賞
・美原の農家改修大野 鶴夫+酒井 善史/大野アトリエ
・空を持つ家小川 裕香/小川裕香建築設計事務所
・昭和町の家藤原 慎太郎+室 喜夫/藤原・室建築設計事務所
●奨励賞
・Roji-house安藤 毅/エアスケープ建築設計事務所
・大森ロッヂ大島 芳彦+天野 美紀/ブルースタジオ
・大磯の住宅佐藤 重徳/佐藤重徳建築設計事務所
・熊参拾号 川口W邸「奏々舟」鶴田 伸介/熊工房
グランプリは、「豊崎長屋」。
80年以上前に建設された木造長屋を改修した集合住宅です。
私の憧れの建築家、竹原義二さんと大阪市立大学の皆さんが手掛けたものです。

桑原さんの住宅は、3つの庭をもっています。
外を上手に取り込んだ点が印象的でした。

安藤さんが手掛けたリノベーション実例は、
次号のモダンリビングでご覧になれます! 乞うご期待!!

モダンリビング187号のリノベーション特集で紹介したHOUSE-Rでの受賞でした。
住宅がひしめき合う中にすっと建つ、真っ白な外観はやはり目を引きますね。


おめでたい!
2回、表彰されておりました。
連載「妄想建築」での面白トークも楽しみですね~。
ちなみに、シンポジウムでは、建築家の東 利恵さん、小嶋 一浩さん、千葉 学さん、
建築環境学者の宿谷 昌則さん、青沼 光一東京ガス株式会社執行役員が登場し、
かなり興味深いトークを繰り広げておりました。
特に宿谷さんのコミュニケーションと住宅に関するお話はとてもおもしろかったです。
改めて、「住宅とは?」ということを考えさせられる内容でした。
願わくば、こういったアワードがもっと一般の方々に認知されて、
もっともっと盛り上がるといいですよね。
ということで、皆さんも来年のアワードにぜひ注目してみてください!