今回の取材ではいくつかのアアルトの物件を実際に見ることができましたが、共通していたのが植栽の多さ。そして、樹種が日本とかなり共通しているところに驚きました。

アアルトの自邸。夏は緑に囲まれて木々に溶け込んでいるように見える。

外壁にはツル性の植物がからまりやすいように、棒が取り付けられている。

階段と暖炉にからまるようにポトスが。日本のオフィスで見かける植物も、こんな感じでワイルドになると、とってもスタイリッシュ。現在、まさにこんな育ちっぱなしなワイルドな気分です。

窓辺には植物がたくさん並んでいます。サンセベリア、ペペロミア、蘭・・・など、日本でもおなじみの植物ばかり。でもかっこいい! プラ鉢もスタイリッシュでした。

アアルトが手がけたフィンランディアホール。大理石の板を貼った、グラフィカルな外観。

ロビーの窓辺にはポトスが。日本のものよりも葉っぱが大きいのが特徴。そしてツルが絡まりやすいように、鉄のフレームが取り付けられていました!

上の写真のアップショットがこちら。鉢植えではなく、土を入れられるように建築の一部として予め造作のプランターが設置されています。

高級レストラン、サヴォイもアアルトの作品、イッタラのフラワーベース「サヴォイ」は、このレストランのためにアアルトがデザインしたものです。ここにもポトスが植えられていて、インテリアの一部になっていました。テーブルの上にはスモークグレイのサヴォイとグリーンの組み合わせは、ナチュラルかつモダンで、とても新鮮でした。見慣れた超定番のフラワーベースもサイズと色と使い方でこんなにも新鮮に見えるとは! 今回の取材はグリーン関係だけでも、たくさん学ぶことがありました。
この経験をLOVE GREENにも生かしたいと思います!!!