先週のフィンランド取材でご用意していただいたホテルは、市内のデザインディストリクト(意匠特区)の中心にある、ホテルトルニ(hotel torni)でした。
最近改装された館内は、デザイナーズホテルの雰囲気むんむん、さっそくルームチェック。

エントランスを入って振り向く外の光は、ヨーロッパに来たことを感じさせます。

レセプションはモダンな雰囲気、でもなんとなくアールデコはいってるような・・はいってないような。

いきなり下田編集長が、「ほらほら、シモジイの大好きな丸天井ですよ〜!!」
おお、確かに好物の丸天井・・・ここらへんの意匠はクラシックなままですね。

こんな階段室も残っていて、ただのリノベデザイナーズホテルではない歴史を感じさせます。

年代物のリフト(エレベーター)でお部屋に上がります。リフトの表示は日本と同じ1階がグランドフロア、間違って2階(ヨーロッパ表示では1階)で降りることはありませんでした。

用意していただいたお部屋、広い!最近はヨーロッパでもシーツではなくフトンが多くなってきました。データ処理用の不眠スペースも充実しています。

お部屋に入ってカードを入れると電気が使えるようになります。上は温度調整スイッチ、お部屋はぽかぽかで快適温度。使用することはありませんでした。

その横の照明スイッチ、カッコイイ。スイッチの下にはなぜだかコンセント、この高さで使う家電ってあったっけ?

お部屋のアートはニワトリですよ〜ナナちゃん!

井村屋のプリンみたいなフロアスタンド。

ベッドのパーティションは可動式で便利!枕元のスイッチでベッド周りの照明のオンオフが出来ます。とくに便利っぽいのが黒いボタン、室内の照明を全て一気に消すことが出来ます・・・がしかし、つけることが出来ません・・・なぜだ?!消すだけ?夜中にトイレに行かないのか、フィンランド人?

枕元の白い本を開けると、ビジターの寄せ書きでした。むかし国民宿舎なんかにありましたよね〜。「わたし、失恋しました・・ひとり旅です〜」なんて書いてあるのかな?スオミ語は読めません・・。

バスタブがあってよかったです。バスルームは床暖房つきでぽっかぽか!快適です。冷たいバスルームっていやですよね。

変わった形のソープデスペンサー。

もちろん、タオルウォーマー完備、北欧の基本。

バスタブのアジャスタブル猫足・・・初めて見た。

今回、またやってしまいました。コレです(This is it!)温度調整をプラスの印にあわせてしまい(本当は+の方にひねる、写真では下方向)、無情にも水風呂に。
外の温度は氷点下、冷え切った身体をあたためようとデータ処理のあと、水風呂に飛び込むはめに・・・
「あ”ぁおぉぅ〜」
夜中にこだまするマイケルの雄叫び、しばらく床暖のタイルの上でムーンウォークをしたのは言うまでもありません。

ホテルトルニは12階+α建て、市内のたいがいの場所から目印の塔が見えます。ということは、ホテルはどこだと迷うことも少ないはず、便利です。

また来たいです、ヘルシンキ!