そう、モダンリビング大賞です!
過去1年のモダンリビング(6冊)に掲載された住宅200軒以上の中から
読者アンケートで各号のNo.1に選ばれた「ベスト6賞」が決定しました!
この中からグランプリ、準グランプリを決めるのは
皆さまの清き1票です!!
→こちらからどしどし投票してください。
ベスト6賞の6軒は・・・こちら↓
庭の家
設計/クライン ダイサム アーキテクツ
アストリッド・クライン マーク・ダイサム
モダンリビング186号p.056-061掲載

白金にある戸建て住宅のリノベーション。アストリッド・クラインさんとマーク・ダイサムさんは、外部空間にカフェのような雰囲気をもち込み、「外でお茶をする心地よさ」を表現した。
この家のもうひとつの魅力は、インテリアの個性的な色使い。
テラスには鮮やかなオレンジを効かせ、リビングはブルーを基調に。
オーストラリア出身の住み手夫妻は、内と外の2つのリビングを使い分け、豊かなライフスタイルを実現している。
AR HOUSE
設計/窪田建築アトリエ
窪田勝文
モダンリビング187号p.056-061掲載

大分の市街地を見下ろす高台。
初めて敷地を見たとき、窪田勝文さんは「宙に浮かぶ空間をイメージした」と言う。
斜面に埋まったボックスは、エントランスと収納がある地階+個室や浴室のある1階。
その上に直交するのが、2階のLDKのボックスだ。
地階はRC壁、1階はフロストガラス、2階はガラスの大開口と、上に行くに従って空間は開放的になり、風景の変化を体感できる。
リビングはまさに街並みの上に浮かんでいるかのようだ。
麻布の家
設計/平野敏之建築研究所
平野敏之
モダンリビング188号p.052-057掲載

平野敏之さんは最上階を「非日常を楽しむ場所」と考え、半屋外のルーフガーデンとした。
バーベキューグリル付きのミニキッチンもあり、友人を招いてのガーデンパーティにも対応可能。
「非日常」の3階に対して、2階は寝室などのプライベートゾーン、1階はLDKがあるオフィシャルゾーンと空間の性格を区別し、暮らしやすさも重視している。
豊前の家
設計/サポーズデザインオフィス
谷尻 誠
モダンリビング189号p.048-055掲載

中庭のある家を希望していた住み手のAさんに対し、谷尻 誠さんは「都市の中の路地は、中庭のような空間」と、路地空間を住宅に取り込むことを提案。
廊下の幅を広くしてガラス屋根にすることで、ひとつの家なのに、6つの部屋が6つの建物になり、その間が「路地」になった。
風通しもよく、昼間は光が降り注ぎ、夜には星が見える路地は、“外”を感じられる場所。
しっかりと守られた内部という安心感と、外で生活しているような自然の気持ちよさ、その両方がこの家にはある。
赤坂のマンション
設計/ラブアーキテクチャー
浅利幸男
モダンリビング190号p.048-051掲載

作家である住み手のOさんの要望を受け、マンションのリノベーションを手がけた浅利幸男さんの解答は独創的だ。
Oさんの蔵書などをリサーチして物量を把握。その倍の量を許容できる書棚が、各部屋をまたいで連続するように設計した。
生活の中でそこに置かれていく持ち物が、ジャングルをつくるという構想だ。
書棚に加え、ダイニング壁面のレンガや、アンティークの家具、空間に合わせた照明など、行き届いたディテールが、3LDKの一般的間取りを魅惑的な空間に変貌させた。
ODIN HOUSE
設計/アトリエブンク
石黒浩一郎
モダンリビング191号p.046-051掲載

LDKと屋外バスのある3階からは羊蹄山を一望できる。
石黒浩一郎さんは、周囲の豊かな自然を間近に感じられるように、建物をL字型に配置し大きな開口を設けた。
キッチンとリビングはひと続きで、大勢の友人を手料理でもてなすパーティにも対応。
キッチンの床材、収納、機器類の選定などは、キッチンデザイナーの山根ひとみさんが手がけた。
木と石の素朴な風合いを生かした仕上げで、ラグジュアリーでありがなら、自然の温もりにあふれた空間だ。