代々木八幡を抜けて,渋谷へ。
Bunkamuraを過ぎ,何年かぶりに松濤美術館へ行ってみました。
藤森照信さんの連載「名作住宅ふたたび」で
秋田・湯沢の白井晟一設計の試作小住宅を訪れたのは10月のこと。
現在発売中の「モダンリビング」で掲載しています。
今,パナソニック汐留ミュージアムでは、白井晟一展が開催されています。
白井晟一展の情報はここをクリック。
松濤美術館は白井晟一の設計です。
個性的なエントランスを見ただけで、その特徴は一目瞭然です。

そして中に入ると,円形のホール。
中央には,屋外に大きな水盤と噴水が・・・。

噴水のある地下1階から見上げると、こんな景色。

そしてその上には,まあるい青空が・・・。

何とも不思議な気分になります。
試作小住宅は施主の愛情によって,50数年を経て東京上野毛から
湯沢に移築され,新たな命を得ましたが,
白井晟一の建築は,減り続けています。
そんな中,誰でもが見,感じることのできる公共の美術館の存在は
とても貴重だと、改めて思います。
現在開催中の展示は「大正イマジュリィの世界」。
イマジュリィとは、「意匠」のこと。
これは竹久夢二のものです。

懐かしくも美しい,イラストレーションやグラフィック,
そして本の装丁をじっくりと見ることができました。
1月23日まで開催中です。