人気ブログランキング | 話題のタグを見る
編集長日記ー花と向き合う時間,花のある空間/下田
今年になってから、家では花を欠かさずに飾っています。
クリスマスに花を贈られたり,年末のお正月の花飾りなどで
久しぶりに花を身近に置いてみて,その力を改めて感じたからです。

鉢植えのグリーンよりもずっと繊細で手間のかかるのが切り花。
毎日,水を換え,そのたびに水切りをし,短くなったり少なくなったりしたら,
器を変える・・・その時間そのものが,日々の暮らしの中で
大切なのだということに気づいたのです。

ほんの少し,ゆったりと流れる時間。
ほかのことを忘れて,花と向き合う時間。
そんな時間を,久しく持たずにいたのです。

でも家にいるより編集部にいる方が圧倒的に長い私たち。
そこで、編集部でもできるだけ、花を飾ることにしました。

虎ノ門から青山にオフィスが移って,うれしかったことのひとつは、
カジュアルで種類の多い花屋がそばにあること。

編集部では、打ち合わせ用の木の大きな丸テーブルの真ん中に
花とお菓子を置いています。
校了の真っ最中,ふと目を上げると花がある・・・
それはとても心和む景色です。

編集長日記ー花と向き合う時間,花のある空間/下田_c0195791_2403079.jpg

これは、パンジーですが、ひらひらとしたフリルのような花びらと
長い茎が珍しくて,春いちばんに買った花。

編集長日記ー花と向き合う時間,花のある空間/下田_c0195791_240171.jpg

こちらはコデマリ。
枝ものなのに,白い可憐な花が鞠のように咲く,大好きな花のひとつ。

どちらも活けているのは撮影備品の高さ20㎝ほどの水差しです。
編集部には大小の花瓶もたくさんありますが,
こうした水差しやピッチャーは、実はどんな花瓶よりも活けやすく,
形にしやすいのです。
それは、口がきゅっとすぼまっているから。
安定感があるので、大きめの枝ものでも大丈夫。
もちろん野の花のような小さな花も似合います。

家では花瓶といえるのは、70㎝くらいの大きなものがひとつあるだけ。
あとはグラスやピッチャーや,アンティークのポットなどを
その時々の花に合わせて使っています。
花を活けるためだけの花瓶より,ほかに用途のあるものに
活けるほうが、楽しいと思いませんか?
| by modernliving | 2011-01-26 02:41 | 下田