
今日、モダンリビングの195号が発売されました。
私がこの本に関わることになったのは2003年の10月号からです。
それが151号でした。
ですから、この号で45冊,作ったことになります。
一冊一冊,編集してきましたから,
改めて振り返ってみたことはありませんでした。
それがふと,気がつくとこんなに多くの本が並んでいる・・・
ここにある時間の経緯に、少しくらくらする思いです。
取材に行った家も,インテリアの撮影のひとつひとつも
すべて覚えています。
すべてが特別で,かけがえのない時間でした。
そしてその中で,共に仕事をしてくださった多くの方たち。
熱い思いとひたむきさと優しさに溢れた方たち。
建築家の方も,スタッフの方たちも,そして編集部のみんなも
本当に一期一会だと、今更のように思います。
195号は,創刊60週年の思いを少しずつ重ねながら作りました。
「和モダン」というすでになじんでしまっているようで,
まだ確実には捉えていない心地よさの源を、探りました。
「質感コーディネイト」も「引き算リノベーション」も,「冬の庭」も
今,私たち自身が興味をもち,実現したいと思っていることです。
自分たちの目と気持ちが向いていることを本にしたいーー
いつもそう思っています。
モダンリビング,手にとってページを開いてみてください。
過去のモダンリビングのイメージではなく,今のモダンリビングを
見て頂きたいのです。
きっと何か,感じていただけるものと信じています。