S.O.Y.建築環境研究所。
代表の山中祐一郎さんの取材で、こちらの事務所にお伺いした際に
とても素敵なパーティションを見せてもらいました。

これは、本誌p.054~に掲載している「太子堂の家」の
構造の元になったパーティションなのです。
横から見ると、こんな感じ。
パーティションとしても、本棚としても使えます。

細い木の板を組み合わせてつくられていることがわかります。

実際のパーティションも、このように折りたたみできるそう。
数年前のミラノサローネのサテリテで発表されたものです。

ちなみに、モアレとは、
モアレまたはモワレ(仏: moiré)は干渉縞ともいい、
規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、
それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のことである。
(ウィキペディアより)
とのこと。
(よく色校正のときにも、人物の服の部分などにこのモアレが生じてしまい、
「モアレ、取る!」という指示をしたりします。)
山中さんは、意識的にこのモアレが出るように、設計したそう。
パーティションを眺める位置によって、プロダクト自体の見え方も変わり、
向こう側の景色も変わっていく。
ずっと見ていても飽きない家具です。

取材ご協力、ありがとうございました。