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建築家・山中さんのパーティション/ナナ
モダンリビングの最新号の特集「和を継ぐ家」で紹介している
S.O.Y.建築環境研究所


代表の山中祐一郎さんの取材で、こちらの事務所にお伺いした際に
とても素敵なパーティションを見せてもらいました。
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これは、本誌p.054~に掲載している「太子堂の家」の
構造の元になったパーティションなのです。

横から見ると、こんな感じ。
パーティションとしても、本棚としても使えます。
建築家・山中さんのパーティション/ナナ_c0195791_1315074.jpg

細い木の板を組み合わせてつくられていることがわかります。



建築家・山中さんのパーティション/ナナ_c0195791_13141489.jpg
こちらは模型。
実際のパーティションも、このように折りたたみできるそう。
数年前のミラノサローネのサテリテで発表されたものです。



建築家・山中さんのパーティション/ナナ_c0195791_13135591.jpg
正面から眺めると、光の関係で“モアレ”が生じていることがわかります。

ちなみに、モアレとは、

モアレまたはモワレ(仏: moiré)は干渉縞ともいい、
規則正しい繰り返し模様を複数重ね合わせた時に、
それらの周期のずれにより視覚的に発生する縞模様のことである。
(ウィキペディアより)



とのこと。

(よく色校正のときにも、人物の服の部分などにこのモアレが生じてしまい、
「モアレ、取る!」という指示をしたりします。)

山中さんは、意識的にこのモアレが出るように、設計したそう。


パーティションを眺める位置によって、プロダクト自体の見え方も変わり、
向こう側の景色も変わっていく。
ずっと見ていても飽きない家具です。



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右側が、設計をした山中 祐一郎さん。左は、やり手(?)の所員の野上哲也さん。


取材ご協力、ありがとうございました。
| by modernliving | 2011-02-17 13:30 | ナナ