まずは
・お坊さんたち
・日本理化学工業のチームのみなさん
・茨城ローカルのTV局のみなさん
ありがとうございます。現在はその茨城のTV局の収録が行われています。ものまねショーです。
さまざまな方が避難所に笑顔を提供しにやってきます。
しかしそれはメンタル面だけでなく、実際に新陳代謝を高め、代謝をよくする効果があるそうです。
避難所は笑顔に満ちています。本当に平穏で普通の生活が流れているような気がしてしまいます。
今日は、その避難所の「居住性」について、考えます。
くしくも、首相発言があったかなかったのか、避難区域での居住は10ー20年は難しいだろうというような内容のニュースがありました。
昨日のブログでも書かせていただいたのですが、この避難所は、比較的物資にも恵まれ、また顔見知りの多い安心感、避難者の有志によって行われる炊き出しなど、とても「快適」な避難所であるといえると思います。
衣服や食事で、選ばなければ困ることはありません。
ひとつの体育館に、ついたてもなしでみな雑魚寝状態ですが、それも小さい町の町民同士、また高齢者も多いことから、それほど問題とは感じられていないような印象です。
「間仕切りの段ボールのようなものは必要ではないですか?」
と数人に聞いてみましたが、
「逆に覗き込まれるような状況になるのがちょっと…」
と答える方の方が多いくらいでした。
ここは皆にとって、わりと「快適」なのです。
しかし、この場所は小学校の体育館で、学校は来週から始まります。いつまでもこの場所に留まり続けるわけにもいきません。
避難所の劣悪な居住性についてはニュースになりますが、居住性が上がりすぎる、というのも、ひとつ、避難所生活が長期化する問題であると感じています。もちろん、それは避難者への住宅供給と合わせてのことですが…。
長い避難生活によって、避難所での「役割」ができている避難者もいます。
私の中学の同級生のお父さんは、「料理長」と呼ばれ、支援物資の監理から炊き出しの献立作成、調理を一手に引き受けています。「自分は最後の一人までここに残る」と、責任感をもって自分の役割を毎日果たしています。
避難所のバランスの取れた居住性とは何なのか。自問自答を繰り返しています。
住宅供給の速度が、避難所生活が「快適」になっていく速度とのバランスを欠いていると思えます。
避難者の時間が止まってしまわないよう、避難ではなく、「復興」に向けて生活を考えていけるよう、一刻も早い避難者への住宅供給を望みます。

写真は日本理化学工業のボランティアの皆さんが、こどもたちと一緒に絵を描いてくださいました。