いよいよ7月3日(日曜日)までとなりました。
この展覧会は、織田憲嗣さんという個人がひとりで
集めた1200点以上の椅子(北欧家具中心)を
もとに、ガラス、陶磁器、カトラリー、おもちゃなど、
計500点あまりの北欧の品で構成されています。
簡潔に綴られた解説の奥にある、
北欧の家具や小物の実用に根ざした美しさ、
それを用いての美しい暮らしということを
感じ、考える場だと、実際に何度かこの美術展を拝見して思いました。
織田さんは後世に残すべき日用品として、
人生をかけてこれらを収集してきました。
そして、旭川の郊外に家を建て、そのコレクションを
実際に使いながら「美しい生活」をしていらっしゃいます。
「美しい生活」は、今の私達の暮らしの中で
実は最も必要なものなのではないかと思います。
それは,言葉をかえれば「愛着のある暮らし」ということ。
それを感じさせてくれる展覧会です。