
現在、発売中のモダンリビングでは、
「エネルギーに頼らないモダン住宅」を特集しております。
その中でも少しご紹介している「OMソーラーの家」。
これは、地域工務店をネットワークして太陽熱を活用して
暖房・給湯する家づくりをしている会社です。
そのOMソーラーが主催する公開コンペが本日開催されました。
それが、パッシブデザインコンペ。
このコンペは、住宅部門、技術・製品部門、住まい手・ライフスタイル部門において、
パッシブデザインを取り入れた作品を応募し、
公開コンペティションをするというもの。
審査では、省エネルギーのみの視点ではなく、
快適性、健康、地球環境(省CO2)、経済性、周辺環境、
地域資産、生活の豊かさ、気持ちよさ、暮らし方、
設計者や住まい手の工夫などの幅広いものを評価したいと考えます。
とのこと。
私も、コンペの会場となったホテルオークラに、行ってきました。

パネルを使って住宅部門の紹介がされていました。

建築家の芦澤竜一さんの作品もありました。
果樹がいっぱいの家なんですよね。

さまざまな風景がスクラップブックになっています。


床を透明な材にして、光を取り入れているアイデアがいいな、と思いました。
エントリー総数が517件、作品応募総数は288件だったそう。
注目度の高さがうかがえますね。
ちなみに、
審査委員長が野沢 正光〔建築家・武蔵野美術大学客員教授〕さん、
審査員が、
小林 光 〔前環境省事務次官〕さん、
清家 剛 〔東京大学准教授〕さん、
中野 淳太 〔東海大学専任講師〕さん、
中村 好文 〔建築家・日本大学教授〕さん、
難波 和彦 〔建築家・東京大学名誉教授〕さん、
涌井 史郎 〔造園家・東京都市大学教授〕さん、
と豪華なメンバー!
HPにあった、
私たちが考える「パッシブデザイン」は、
建築や住宅や地域の環境が持つエネルギー、ポテンシャルを活用し、
積極的に環境と応答するもの、と捉えることができます。
二次的に付加されるもの、
たとえば機械設備などに頼ることなく、
地域・敷地の読み取り、プラン、形態、材料、構造強度、
植栽・外構等々の設計行為の中に溶け込んで計画されていくものです。
同時に、住まい手がアクティブに自然環境と応答し
生活を楽しんで暮らすことが重要となります。
という言葉。
そのとおりだと思います。
これからの住宅が目指すべき姿なのではないでしょうか?
実は、最後までいられず、結果がどうなったのか、わからず…。
また、改めてご報告いたします!