「シモGはどうなの?」と聞かれることもしばしば。
で自分はどうかというと、ファインダー覗かれるの容認派でも、反対派でもない。
実のところ、ファインダー覗いたって、上がりがどうなるかは写真家本人にしかわかんないし、本番前に必ず微調整するので、軽くアングル確認してもらう程度にしか思っていない。しかもカメラのファインダーなんて嘘っぱちなんで、覗いてもらったって全然気にはしない。本格的な確認が必要な時は、必ずフォトヴュアかPCでしてもらうことにしている。
しかし撮影スタッフ以外の人が、ファインダーを勝手に覗くことに関しては、抵抗がないわけではない。
理由は2つ、1つは事故防止。ぎりぎりの引きで三脚をじゅうぶん開けなかったり、階段など足場の悪い場所で、カメラが不安定に立っている場合が建築・インテリア撮影の場合よくある。そんな時、三脚を引っかけてカメラを倒しでもされたら、それから先の撮影ができなくなる可能性がある。ましてや、人様のお家に傷でもつけたら大変なことだ。
もう一つは、ミリ単位で調整したアングルを、不用意に動かされたく無いからだ。元にもどすのに、時間と精神力が非常にかかる。もし、自分がいない時に勝手にカメラを動かされて、気づかず本番撮影してしまったら・・なんて考えると。恐ろしくてしかたがない・・・。ファインダーを覗く時は、必ず写真家立ち会いのもとでするのがよろしいかと思う。
この道20年以上だが、足で三脚をひかっけるなんてのは、現場でしょっちゅうある。ましてや、素人が引っかけないわけがないのだ。
なので、なるべくフォトヴュアで確認していただいて、カメラには近づいてもらわないようにしている。その方が、結局は安全で時短なのだ。
