
これは、11月半ばの代々木公園です。
緩やかな日差しは、まさに秋のもの。
デジカメで撮った写真を整理していて、今はもうずいぶん
光が変わってしまっていることに気がつきました。
皆既月食の今日は、快晴の日曜日でしたけれど、
イチョウの葉は真っ黄色に色づき、日差しもっと低く、
12月の光になっていました。
この季節、私がここ数年、読み返す本があります。
ロザムンド・ピルチャーというイギリスの作家の本で、
「冬至まで」(上・下)という長編です。
冬至まで、つまりクリスマスの頃までの数週間を
中心に描いたこの作品は、刻一刻冬が深まっていく季節の移り変わりと
クリスマスに集まった人々の関わりを描いています。
そして、家というものが、家族のよりどころとなるということも
語ってくれるのです。