
輪島塗のお椀です。ご飯にもお汁にも、煮物にも、お雑煮にも使っています。
少し大きめで、丸みをおびいているのがいい。
実は、28年くらい使っています。
買ったとき、私には分不相応な1客¥15,000でした。
本当に丈夫で、普通に使って、スポンジで洗って。
自然に小さなキズがつきましたが、割れたり欠けたりはなく、
毎日活躍してくれました。
少しキズが目立ってきたので、去年、これを買った
輪島の大向光州堂にメールで問い合わせたら、送ってくださいとのこと。
3ヶ月後、新品同様、ピカピカになって帰ってきました。
塗り直し、1客¥3,800でした。
漆器は価格に正直だから、と教えてくださった
日本料理の志の島忠先生の言葉を、今更のように思い出します。
本物の木のお椀は、熱いものを入れても、持ったとき全然熱くない。
白いご飯も,このお椀に盛るとごちそうになります。
これからもずっと、このお椀と年を重ねていくのだな、と思います。