有元利夫展に、小川美術館に行く。
建築家の城戸崎博孝さんが誘ってくださった。城戸崎さんは、小川美術館の設計を手がけた方。
私がはじめて、有元さんの絵を見たのは、東京駅のステーションギャラリーでの展覧会だった。レンガの壁にかけられた、有元さんの世界。岩絵の具で描かれたフレスコ画のような不思議な絵には、言葉を失うほどだった。
以来、折にふれ、展覧会に行っているが、私が有元ファンと知って、城戸崎さんがプレビューにさそってくださった。
有元さんが亡くなった2月に、毎年、小川美術館で展覧会が開かれている。
弥生画廊のオーナーでもある小川さんは、有元さんが個展を開くたびにすべての作品を買い取った。そして、今も手放さずにいる。小川美術館は、企画展のときだけ開かれている。
今年は、3月9日まで開催中。
この静かな美術館に足を運んでみてください。
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